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FINISH LINE

プロ目線でリアルインプレ! – 池田祐樹の正直レビュー (Vol.10)

プロ目線でリアルインプレ! – 池田祐樹の正直レビュー (Vol.10)

TOPEAK-ERGON RACING TEAM所属のプロ マウンテンアスリート、池田祐樹 選手による製品レビュー【プロ目線でリアルインプレ! – 池田祐樹の正直レビュー】Vol.10。

今回は、日常ライドからレース前後のドライブトレインの“時短メンテ”を支える信頼ツール「Finish Line(フィニッシュライン)」のチェーン&バイク洗浄キットを徹底レビュー!

バイクの性能を最大限発揮するためには、ドライブトレイン(チェーン・スプロケット・チェーンリング)の洗浄と潤滑が欠かせません。

脚力やテクニック以前に、ドライブトレインに汚れが溜まっていれば
・パワーロス
・変速不良
・摩耗の促進
・異音
など、ライド全体の質が一気に下がってしまいます。

今回は私が実際に レース前後・海外遠征・日常メンテ で使用しているFinish Line の主要洗浄ツールをまとめてレビューします。


■ 1. プロ チェーンクリーナー(+ エコテック バイク チェーン ディグリーザー)

実際に使って感じた洗浄性能

チェーンにセットしてクランクを回すだけ。
内部のブラシが360度から汚れを掻き出し、「チェーンの外側だけではなく内部からも黒い汚れがゴソッと落ちる」 この瞬間がクセになるほどわかりやすい効果があります。

MTB・グラベルのレースやロングライド後は、細かな砂がチェーン内部まで入り込みますが、チェーンクリーナーだと短時間で新品のように戻せます。

またエコテック バイク チェーン ディグリーザーは大豆由来の強力な洗浄力ながら、金属・ゴム・Oリングに優しい点も安心です。


◆ 海外遠征でのリアルな使用事情

これは本当に伝えたいポイントですが…
私はこのプロチェーンクリーナーを海外遠征にも持っていくほど信頼しています。

理由はシンプルで、どんな環境でも「いつものメンテクオリティ」を再現できる。

遠征先では

  • 水場が限られている
  • 工具が揃っていない
  • 大会前に砂・泥などで汚れるとストレス
    といったことが多く、洗浄環境が不安定です。

しかし、プロチェーンクリーナーさえあれば


✓ チェーン内部までしっかり洗う
✓ 安定した洗浄結果が得られる
✓ レースやトレーニング後すぐにケアしてダメージを最小限に


することが可能になります。

※火気厳禁のエコテック バイク チェーン ディグリーザーは機内に持ち込めないため、

  • 現地ショップで購入する
  • 手に入らない場合は 食器用洗剤などあるもので代用

この“現地で代用品に頼らざるを得ない状況”でも、プロチェーンクリーナーがあると仕上がりが別次元になります。

ちなみに、Finishline製品は世界中で同じ製品が入手できる可能性が高い点も、海外遠征が多い私には、頼もしいポイントです。


◆ 注意点

  • 使用前にスムーズに逆回転させられる位置にチェーンをセットする必要がある。またチェーンの暴れを防ぐ機能があるリアディレーラーを使用している場合は、後輪を外すなどの事前準備が必要な場合があります。
  • 洗浄効果が高いため、洗浄後の潤滑作業をセットで行う必要がある
  • ブラシやスクレーパーは定期的に交換が必要
    ⇒特にオフロードで使用するバイクは、砂や泥の影響で痛みが早い傾向です。

ただし、それらを差し引いてもメリットが大きいツールですし、ブラシとスクレーパーはリビルドキットが用意されています。

リビルドキットはプロチェーンクリーナー本体を長く使うなら必須。
ブラシ・パッドが摩耗すると洗浄力が著しく落ちますが、リビルドキットでリフレッシュすると 新品の性能が復活 します。

注意点

  • ブラシの向き・取り付け方向を間違えないこと
  • 泥含めオフロードをメインで走るなら 半年に一度の交換が理想

■ 2. イージープロ ブラッシュセット

実際の使用感

5種類のブラシがあり、

✔ カセット間の細い溝
✔ プーリーケージ周り
✔ チェーンリング裏
✔ BB周辺

など「スポンジでは届かない場所」にピンポイントで届く。

MTBライド後は、泥・枯葉・砂がドライブトレイン各部に詰まるため、洗車が効率的になるのは大きいメリットです。

◆ 注意点

  • 乾いたブラシや硬いブラシは、フレーム表面に傷をつける可能性があるので、適材適所のブラシを使用する 
    → カーボン製品は特に丁寧に
    →スーパーバイクウォッシュや水と併用する。
  • 使用後はしっかり濯ぎ、乾燥させる
  • 油汚れに使用するブラシとその他の場所用で使い分ける

■ 3. スーパー バイク ウォッシュ(車体全体用)

実際の使用感

フレームやホイールについた泥・汚れが泡で浮き、すすぐだけでも簡単な汚れは落ちてくれる

ポリッシュ剤が含まれており、コーティング効果もあるため、
✓ 汚れの再付着が少ない
✓ 手触りが滑らかになり拭き上げが楽

酸化防止剤も含まれているので防錆効果も期待できるというメリットがあります。

◆ 注意点

  • ドライブトレインは先にエコテック バイクチェーン ディグリーザーで油汚れを除去し易くしておく必要がある
  • しっかり拭き取らないと、洗剤成分が白残りすることがある
  • 土汚れが酷いタイヤなどは、水との併用が必要

■ 池田祐樹的 総合評価

Finish Line の洗浄ツール群は、「短時間で確実に汚れを落とす」という点が非常に優れています。

特にプロチェーンクリーナーは

  • 洗浄力
  • 再現性
  • 時短
  • 国内外の遠征や悪環境での信頼性

どれをとってもトップクラス。

メリットまとめ

  • 汚れの落ち方が明確
  • チェーン寿命・パーツ寿命が伸びる
  • 変速が滑らかになり、走り全体が軽く感じる
  • レースやトレーニング後の“早く洗いたい”状況でも安定の仕上がり
  • 遠征先でも「いつもの状態」に戻せる安心感

△ 注意点まとめ

  • 洗浄後の必要箇所へ潤滑が必要
  • 使用後のブラシ類の濯ぎや乾燥が必要
  • 使用箇所への注意 傷、油汚れとそれ以外の混同 ・多少、嵩張る
    →それでも遠征に持って行く価値あり

まとめ: “走りのクオリティを守る” ための最良ツール

レースに本気で取り組むなら、洗浄ツールは「速さの一部」 です。

Finish Line のクリーナーとブラシは、汚れを落とすだけでなく、

  • トラブル防止
  • パワーロスの削減
  • パーツ寿命の延長
  • 精神的な安心感
    を与えてくれる、プロにもアマにも心強いツールだと実感しています。

特に
プロチェーンクリーナー + ディグリーザー + ブラシセット
の3点は、私の国内遠征メンテでは欠かせない“鉄板コンボ”(海外ではディグリーザー除く)。

ぜひ一度使ってみて、その違いを体感してみてください。

フィニッシュライン公式ウェブサイト▶︎ https://finishline.jp/

またフィニッシュライン公式ウェブサイト内のメインテナンスガイドでは分かりやすく製品とその取り扱い方法を説明しているのでこちらもぜひチェックしてみてください。

▶︎ https://finishline.jp/maintenanceguide/


池田祐樹

プロマウンテンアスリート
TOPEAK ERGON RACING TEAM USA 所属(MTB)
TEAM ALTRA所属(トレイルラン)

2011-2017年の7年間連続で、MTBマラソン世界選手権日本代表として参加。MTBの長距離、耐久レースの国内第一人者とされる。2019年からMTB競技のみならずトレイルランを本格的に始め、2種目のウルトラ競技(100マイルやステージレースなど)をトップレベルで戦う山の総合エンデュランスアスリート「マウンテンアスリート」の第一人者として活動中。

公式インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/yukiikeda/
公式ウェブサイト:https://yukiikeda.net/


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